かながわの木を使おう!
見直される木材
・・・・・私たちの生活を支える身近な素材です
	 
	引き継がれる木の文化
 
 私たちは古くから木に親しみ、建築や家具、道具などに木を積極的に利用する「木の文化」を育んできました。現代になり、鉄やコンクリート、プラスティックなどの素材に押され、最近まで木材需要は右肩下がりで推移してきましたが、軽くて丈夫で加工しやすいことや、断熱、調湿効果に優れ、心理面でのプラス効果などが科学的に立証されてきたことに加え、木材が「温暖化による地域環境の危機」にあって「再生可能な資源」として見直され、技術開発などもあり、改めて私たちの生活を支える身近な素材として様々な分野での活用が期待されるようになってきています。>>Click!
木をもっと使う
・・・・地球温暖化防止につながります
	 
	木を使うと...都市の中に新たな森林が生まれます
 
	- CO2の吸収(炭素の固定)
 木材はエネルギー利用の際、大気中のCO2濃度に影響を与えないというカーボンニュートラルな特性を持っている再生可能な資源です。(大気中のCO2を炭素として森林が吸収・固定して生まれた木材は、燃やすとCO2を発生しますが、このCO2は、木の伐採後に植栽すれば、その成長の過程で再び木に吸収されることになります。大気中のCO2の増減はありません。)
 さらに、木材を建築物等に利用することで、固定した炭素を森林から引き継ぎ、長期間蓄えておくことができます。
- 製造・加工に要するエネルギーが少ない
 鉄やコンクリート等の資材に比べ、製造や加工に要するエネルギーが少ないので、製造や加工時のCO2の排出量を削減できます。>>Click!
- 化石燃料を代替(バイオマス燃料)
 低質材や廃材等をバイオマス燃料として、化石燃料の代替として使うことでCO2の排出量を削減できます。
拡がる木の用途
・・・・新しい木の文化へ
 耐火集成材や直交集成板(CLT)など、エンジニアリングウッドを使うことで、大規模建築の木造化が可能になりました。改質リグニンなど、プラスチックに替わる木材由来の新素材の開発も進められています。>>Click!
かながわの木を使ってください
・・・・森林からの受益を持続可能に! 安全・安心な地域社会を形成
 これまで手入れが行き届かず荒廃していた森林は、県民の皆さんの支援と協力により間伐等の整備を進めてきた結果、活力を取り戻しつつあります。水源かん養やきれいな空気、災害の防止等、様々な森林からの恵みは、地域を潤し、安心・安全な地域社会の実現に大きく寄与しています。その働きを維持し、私たちが将来にわたって豊かな恵みを享受していくためには、森林の適切な管理が持続的に行われることが必要です。そのためには、「伐って、植えて、育てる」という森林資源の循環の過程で生み出される木材を使うことが欠かせません。
	かながわの木を使い、ローカルSDGS を神奈川から実践しましょう。>>Click!
かながわの木をもっと知ろう
	- 少ない資源量・生産量
 神奈川県内の人工林(木材生産を目的に植林されたスギ、ヒノキ林)は約3万2千ha(全国比0.32%)です。そこから生産される丸太は、年間3万㎥(全国比0.16%)で、全国で45位となっています。このうち住宅等の建築用材として使用されているのは約2/3程度で、県内での木造住宅における木材使用量はおおよそ73万㎥と推計されることから、外国産材や他県産材に大きく依存している状況です。>>Click!
- 県産木材の価格
 森林から伐り出された丸太は、素材市場などを経由して製材工場で柱や板に加工されます。その後、製品市場や材木店等多様な流通ルートを経て、工務店等の手により木造住宅等の建築材として利用されます。それぞれの流通過程で経費や手数料などが発生し、最終的にこれらを施主が負担することになります。仕入れの方法や時期によって変動する木材価格を一律に比較することはできませんが、丸太出荷価格や製材工場からの製材品出荷価格は、全国平均と比較してもあまり差異はありません。ただ、大量生産・大量仕入れなどにより県産材が他県産材などに比べ割高となることがあります。>>Click!
- 木材の品質・性能は他の国産材と同等
 全国的に○○杉、○○桧といった産地の名前のつくブランド材がありますが、かながわ県産木材は、こうした材に比べ品質や強度が劣るわけではありません。かながわの森林で育った木を合法的に伐採して生産された丸太や製材品を地元神奈川で安心して使ってもらうために、「かなかわ県産木材産地認証」や「かながわ県産木材品質認証」の制度が設けられています。>>Click!
かながわの木「かながわ県産木材」で住宅を建てようとお考えの方に
・・・・ご紹介します
	- 顔のみえる家づくり
  県内の森林・木材関係団体で組織する「かながわ森林・林材業活性化協議会」が、かながわ県産木材を使って住宅を建設する地域工務店を「 かながわ県産木材住宅建設工務店」として認証しています。使われる木の素性や木にかかわる人、家のつくり手の顔が見えることが地域材の良さです。かながわの木は、たくさんの担い手の熱い思いをのせて、森から街へ届けられます。 >>Click!
	  
	  ※かながわ森林・林材業活性化協議会のホームページはこちら
 http://www.kenmoriren.jp/sinrinkasseika/
※ かながわ県産木材の製材・販売の流れはこちら >>Click! なお、かながわの木が育ち、伐採され、製材して柱になるまでを現地で見て、知って、感じていただく見学会なども開催されています。 
 ※見学会は不定期で開催。下記の団体にお問い合わせください。
 全木協 神奈川県協会
 http://www.kanagawa200.com
 かながわフォレスト倶楽部
 https://kanagawaforest-c.jp
   見学会の様子(森林) 
  見学会の様子(製材所) 
 
 
- 補助制度
 地域材の使用に対する補助制度
 
かながわの木を使った家具、建具、玩具等の木製品はこちらです
	「かながわ木づかい応援カタログ」( かながわ木づかい推進協議会: 事務局は神奈川県環境農政局緑政部森林再生課) をご覧ください。
	http://www.pref.kanagawa.jp/docs/xp8/kensanmokuzaikatarogu.html